真紅の手帖
気ままに書き散らされた手帖です。
気ままに更新し、話題もころころ変わる手帖です。
〜アンティークとニットと〜
コットン糸で初めてチェニックを作る。あとは裾の長さの調整だけなので、もう一息。
しかし・・・見本の写真とは大きくかけ離れてしまったチェニック。根本的に何かが違っていたらしい。
ただ、とりあえず部屋着くらいにはなりそうなのは救いかな。
久しぶりにウサギの縫いぐるみを創っている。とにかくとことん古びた状態にさせようと、奮闘中。今もお鍋の中で汚し付け中。
次はテディベアだが、こちらも「これでもかっ!」というくらい、アンティークに見えるような加工をするつもり。
ということで、今までの縫いぐるみの倍の手間をかけている。
粘土人形は、ようやく球を付けた状態で停止。ニットチェニックが完成したら再び創り出す予定。
こんなご時世なので、こうして時間を創作にかけることが出来るのは幸せな方だとは思う。
ただ、この状態はそう長くは続かないと予測しているので、時間のとれる間にとにかくやりたいことをやっている。
ニットもそうだが、慣れない事をフルタイムの仕事をしながら覚えてゆくのは、とても大変。
そんなわけで、休日も平日も年末年始も、朝寝坊なんてこのところしたことがない。
今、派遣切りが問題になっているが、昔、私も派遣登録をしていた。
某大手デパートに派遣された時、社員の口上に吹き出しそうになった。
「私たちは社員、派遣の区別無く、販売パートナーなのです!」。嘘こけ。笑いそうになったが、陶酔したように聞き入る派遣さん達には驚いた。
しかし、派遣を持ち上げ、社員と同格にあるような錯覚を起こさせ、あるいは社員登用をちらつかせながら派遣の労働力は使われていた。
その道十年以上のベテラン派遣の女性は、本当に販売能力が高く、社員以上にデパート店員らしい人だった。
制服は貸与ではなく、購入が許されて、デパートの制服を堂々と着こなし、きびきびする姿に社員達はまた持ち上げる。
当の本人も錯覚していて、派遣登録、契約、不安定な何の保証もない使い捨て労働力でしかないのに、社員並みの保証があると信じていた。
やはり、某一流企業の工場でも同じ文言がパート達に垂れ流されていた。「あなたたちは”パート社員”なのです!」。
年金、労災、ボーナスなど、とりあえずの手当は付くが、何の保証もなく、社員ではないので都合が悪くなれば大量解雇される立場だ。
それでも長年そこで働いていた人たちは、まるで自分たちが社員の一員であるかの様に振る舞っていた。
あまり報道はされていないが、企業側の派遣やパートに対する「労働力を引き出すための甘言」は相当あったのではないだろうか。
パートも派遣も契約社員も、不安定で、不都合があれば真っ先に切られる立場にある。
その危険性を見えないようにさせ、信頼させ、ずっと都合良く働かせて、最後はゴミでも捨てる様にしているのじゃないのかな。
リストラや大量解雇はやむを得ないとしても、企業側の労働力を引き出すための今までのやり方がどうも気に入らないのだ。
その危険性、不安定さを忘れてしまったのか、忘れさせられてしまったのか、企業を信じて働いてきた人達を新聞やテレビを見るたびに辛くなる。
同時に、企業のやり口にも腹が立つ。
魯迅だっただろうか。
「自覚のない奴隷がもっとも哀れな奴隷である」 そんな言葉が思い出される。
派遣、パート大量解雇、内定取り消し、リストラをしている人たち。あなたたちも、誰かの奴隷なのだということを自覚しているだろうか?
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